スポッテッドサンドバス/Spotted sand bass

スポッテッドサンドバス(Paralabrax maculatofasciatus

スポッテッドベイバス(Spotted bay bass)とも呼ばれますが、釣り人はだいたいスポッティ(Spotty)と呼んでいます。カリフォルニアの港湾部やアマモ場などによく居るシーバスで、潮通しの良いとこよりも湾の再奥部や濁りの入った場所の方がよく釣れます。いわゆるシーバスの一種ですが、底付近に生息しあまり泳ぎ回らないようです。釣るのは大きさを問わなければ比較的簡単で、どんなタイプのルアーにも食いついてきます。自分はスピナベではまだ釣った事がないのですが、地元民の話によればなかなか高反応だそうです。14インチ(≒36センチ)以上の個体は1日5匹まで持ち帰ることができます(シーバスは種を問わずに全体で5匹まで。例:キャリコ1、バード2、スポッティ2)。

個人的にオススメのリグは、アマモ場付近ではシャッドテールのワーム+ネイルシンカー+オフセットフックの組み合わせです。暗い時間ならフローティングミノー使ってアマモの上をゆっくり引いてくるのもかなり良いです。口が小さく、あまり大きいルアーでは掛かりにくいので、大きくても10センチまでくらいのミノーが良いと思います(僕はラパラのX-RapやShadow Rapを多用しています)。アマモ場以外では、ゴロタ場では軽めのテキサスリグ、小石混じりのサンドボトムではキャロライナリグもかなりいい感じです。ただ、アマモ場以外ではスポッティ以外の魚もよく釣れます。ルアーカラーはルアーをスイミングさせるときはシルエットが出やすい暗い色、底を探る時は明るい色が成績がいいです。要は場所に応じて使いやすいのをリグればいいというだけです。

タックルは強めのものがオススメです。僕はアマモ場では30ポンドラインのPE、その他では20ポンドのPEを使っています。大きさの割に引きはかなり強く、掛かったあとにすぐに藻や根に潜ろうとするので、すぐに浮かせる必要があります。太いラインならアマモに潜られても草ごと引っこ抜いてこれます。僕がサンディエゴに引っ越してからベイトリールを使うようになったのはこの魚のためといっても過言ではありません。

食味に関しては、まずくは無いというレベルで、特別美味しい魚ではありません。同じ属のキャリコバス(ケルプバス)やバードサンドバスは美味しいのですが。なぜかスポッティについては美味しい個体を食べた事がありません。釣れる場所の問題でしょうか。。


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