サルゴ/Sargo

サルゴ(Sargo: Anisotremus davidsonii)

友人達に”Sargo”を発音してもらうと”サルゴォ”の他に”サーゴ”、人によっては"サゴー"に近かったりして、本当の発音がわかりません。スペイン語っぽくRを発音する方が多かったので、ここでは便宜的に”サルゴ”と表記させていただきます。クロダイに黒い線をつけたような見た目の魚ですが、口はクロダイほど大きくなく歯も発達していません。いままで2匹しか釣っていないので、釣れるパターンは不明ですが、2回とも1ozのシンカーを付けたキャロライナリグ(リーダーは40センチほど、ルアーはガルプのサンドワーム、オレンジ色)を浜から70〜80mほどキャストして、シンカーがブレイクにあたる感触がしたら、引きずりつつカレントを利用して(そこのビーチは沖の潮が南方向へ流れている)扇形に引いてくるとアタリがありました。そしていずれのケースも本当は他の魚を狙っているときに、やたらと小さいアタリがあり、そのたびにワームをずらされるので何だろうと思っていたらこの魚たちの仕業でした。魚の口が小さいので、大きな針には掛かりにくいのでしょう。ちなみに捌いたときに胃からたくさんのヨコエビ、スナホリガニのような甲殻類、種類不明の等脚類などが出てきたので、主に砂地をうろうろしながらそのような物を食しているのだろうと思います。ちなみに認知度は低く、漁師の知人すら「ん?パーチじゃねーな。何の魚だ?」って言っていたくらいです。おそらく食用にはならないのでしょう。

食べた1個体から判断すると、味は悪くはないが独特の磯臭さが強いので刺身はあまりおすすめできません(そういうのが好きであればむしろオススメ)。焼き物の方が合っているように思えます。

以下写真ギャラリー(@ Birch Aquarium)


BIOLOGY IS FUN!!

このページでは生物学に関する研究や実験のコツ・裏話、他にも色々ご紹介しております。 This website contains articles about my research experiences, tips for experiments, and others.

0コメント

  • 1000 / 1000