フグ・カワハギのなかま

クサフグ Takifugu alboplumbeus (Richardson, 1845)

2025年7月7日撮影 水深2メートル

昼間は数匹から数十匹の群れで泳いでいますが、夕方になると写真のように砂に潜っている姿が見られます。実験所前では一番よくみかけるフグのなかまです。



コモンフグ Takifugu flavipterus Matsuura, 2017

2025年7月31日撮影 水深2メートル

実験所の前ではそれほど個体数は多くありませんが、潮通しのよい岩礁付近で見かけます。背側は褐色の地に白い水玉模様がたくさんあるのが特徴です。


アミメハギ Rudarius ercodes Jordan and Fowler, 1902

2025年7月7日撮影 水深5メートル

アマモの周りや海藻周りで見かける小さなカワハギの仲間です。周年見かけます。カワハギの幼魚と見分けにくいことがありますが、アミメハギは観察していると「アミメ」の通り網目模様を出すので見分けることができます。


カワハギ Stephanolepis cirrhifer (Temminck and Schlegel, 1850)

2025年7月31日撮影 水深1.5メートル

岩礁帯から海藻の周り、砂地といろいろな環境で見られます。周年見かけますが、幼魚の多い夏~秋にもっともよく見かけます。アミメハギよりも体格はずっと大きく、幼魚でも網目模様を出さないので観察していると見分けることができます。


ヨソギ Paramonacanthus oblongus (Temminck and Schlegel, 1850)

2025年8月13日撮影 水深3メートル

前後に少し細長いカワハギという印象です。夏頃から見かけるようになります。茶色い柄のときは他のカワハギの仲間と見分けにくいこともありますが、体色を良く変化させますが、写真のように体側中央に暗色の帯が1本と背中に黒い大きな斑が入った模様なったときにわかりやすいです。なかなか止まってくれないため、写真もピンボケになっています。


隠岐臨海実験所前で見られる(見たことがある)ものの、まだ写真が撮れていないもの

ヒガンフグ Takifugu pardalis (Temminck and Schlegel, 1850)

赤い目で灰褐色に黒い班が入っています。比較的大きなフグですが、警戒心が強くてすぐに逃げてしまうのでなかなかいい写真が撮れません。

ショウサイフグ?Takifugu snyderi (Abe, 1988)

(コモンフグの模様のバリエーションの見間違いかもしれません)

ハコフグ Ostracion immaculatus Temminck and Schlegel, 1850

桟橋付近や深場の岩礁帯に初夏から秋にかけて現れることがあります。動きはそれほど早くありませんが、なかなか接近させてくれないので写真がうまく撮れておりません。

コンゴウフグ Lactoria cornuta (Linnaeus, 1758)

季節来遊魚として幼魚が夏から秋にかけて見られることがあります。

ウマヅラハギ Thamnaconus modestus (Günther, 1877)

体形的にはヨソギにも似ていますが、暗色の帯というよりも灰白色の地に黒い班を持つ点で見分けることができます。夏ごろから幼魚を見かけるようになります。



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