その他のなかま①(硬骨魚綱)

このページでは実験所前では、カテゴリーごとの種類数が少ないものをまとめております。

分類学上近縁な種類をまとめたわけではございませんのでご注意ください。


ヒメ目

マエソ? Saurida macrolepis Tanaka, 1917?

2021年8月15日撮影 水深10メートルくらい?

この写真のエソは正確には実験所前で釣れたものではなく(ちなみに実験所の桟橋は現在釣り禁止になっています)、加茂湾某所で釣れたものです。潜水作業中にもたまに遭遇しますが、水中での写真が撮れていないので、撮れ次第写真を差し替えたいと思います。夏の魚というイ印象です。エソは夏にはメタルジグで簡単に釣れますが、ちゃんと種類を確認しておりませんでした。写真の個体は胸鰭の感じと、全体的なシルエットから暫定的にマエソとしておりますが、違っていたらごめんなさい。


オキエソ Trachinocephalus trachinus (Temminck & Schlegel, 1846)

写真1:2025年8月23日撮影 水深4メートル

写真2:2025年8月23日撮影 水深4メートル

実験所前では2025年にはじめて目にしました。数日間存在を確認しておりましたが、9月に入ってどこかへ移動してしまったようで見かけなくなってしまいました。丸い顔と少しずんぐりした体形、青と黄色の縦線の模様が特徴的なので水中でも何のエソかすぐにわかると思います。写真のように砂に潜っていますが、撮影しようとするとすぐに逃げてしまってなかなか写真に納まりません。(写真2)エソが潜っている場所は少し砂が凹んでおりそこだけ砂の質感が違うのと、わずかに眼と背中が出ている(矢印の指す場所が少し線のようになっているのがわかるでしょうか?)ので見慣れると逃げられる前にエソの存在に気づくことができるようになるかもしれません。


ナマズ目

ゴンズイ Plotosus japonicus Yoshino and Kishimoto, 2008

2020年10月1日撮影 水深20センチ

夏から秋に幼魚が群れになっている「ゴンズイ玉」を見ますが、実験所前でも以前はよく見かけておりましたが、何となく最近あまり見かけない気がするのですが、気のせいでしょうか。磯焼けやアマモ帯の減少のせいか、以前は良く見かけた魚を見なくなってしまうのは何だかさみしいものがあります。

ニシン目

キビナゴ Spratelloides gracilis (Temminck and Schlegel, 1846)

暖かい時期になると群れが入ってきます。2025年はまだ未確認です。

マイワシ Sardinops melanostictus (Temminck and Schlegel, 1846)

まれに群れが入ってきます。2025年はまだ未確認です。

ウルメイワシ Etrumeus micropus (Temminck and Schlegel, 1846)

まれに群れが入ってきます。2025年はまだ未確認です。


トウゴロウイワシ目

ギンイソワシ Hypoatherina tsurugae (Jordan and Starks, 1901)

2025年9月21日撮影 水面付近 (採集後に撮影)

昼間は見かけませんが、夜間になると水面付近に群れているのをよく見かけます。加茂湾の奥よりも実験所付近のやや外洋に近いところの方で見かける機会が多いです。実は、長らくトウゴロウイワシだと思っていましたが、ページを作成するにあたって写真に用いた採集個体の肛門の位置を確認したところこの個体はギンイソイワシでした。ひょっとするとトウゴロウイワシもいるのかもしれません。


ダツ目

サヨリ Hyporhamphus sajori (Temminck and Schlegel, 1846)

まれに群れが入ってきます



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